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http://tawnyowl.seesaa.net/ 引越し先模索中。 ここ、さくさく早くていい。
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ちょっと気になっていた本があったので、読んでみました。
タイトルを書くのはちょっとアレなんで避けますが。

よくあるフクロウの雛を拾って、保護した手記と言うヤツです。

最初にお断りしておきます。
この後に記す感想は、フクロウを飼っており、傷病鳥獣保護をしている人間の主観としてはすごくツッコミどころが沢山あったという内容なので、この本のファンの方、著者の方が読んで気分を害されたら申し訳ありません。

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突っ込みたいところが沢山あります。
まずどうして拾った雛をそのまま飼ったのか(どこかに連絡したかどうか、記述がないので詳しくはわかりません)。
雛を拾ったところに数日後行ったとき、まだ親フクロウが近くにいたそうなのに、わざわざ雛をそこに連れて行って、何故放さずに戻ってきたのか。
餌に豚肉や海水魚、貝をやったのは何故か。

飼い方がわからない、わからない、と何度も書かれているのですが、飼えないなら獣医に相談するなり、県に問い合わせるなり方法はあったはずです。
一度は獣医に連絡を取ったそうですが、そこの獣医が保護していたフクロウの雛が以前急死したことがある、という理由だけで結局連れて行かなかったようです(野生の雛が急死することはよくあります)。

何度か雛が脱走しているのに、その度に捕まえて保護しました。
多分雛は、山に帰りたかったんだと思います。

成長記録で体重を書かれているところが何箇所かあるのですが、日本にいるフクロウの雌にしては小さすぎ、また羽根の生え変わりが大変遅かったところからして、生育不良だったのではないでしょうか。
普段カエルとスーパーの鶏肉を与え、60日も経った後でいきなり山に放されても、狩りの仕方がわからないでしょう。ネズミも生きた鳥も与えたことがないのに。

そしてこの人はその後もフクロウに餌を与え続けました。
餌が狩れないフクロウは当然家の近くに帰ってきます。
猫やトビという危険な動物と鉢合わせる場面も数多くあります。

そしてある日を境に、ぱったりとフクロウは来なくなりました。
多分秋口に差し掛かって、餌が大量に必要な時期に餌が獲れず、単純に衰弱したか、餌ほしさにウロウロしているところを天敵に襲われたか。
おそらくもう死んだんだと思います。

なんというか。フクロウの保護の難しさを思い知らされた本でした。
雛のうちに親元に戻していたら・・・もう少しちゃんと狩りの仕方を教えていたら。栄養をちゃんと与えておいたら。

結果的には遅かれ早かれ死んでいたのかもしれませんが、もう少し生き残る確率を上げてあげることはできたのかもしれません。

お願いですから、フクロウや野鳥の雛を見つけても安易に連れ帰らないでください(以前の記事はこちら)。彼らは自然の生き物なのです。
また、万一連れ帰った場合は、地域の鳥獣保護担当に指示を仰ぐこと。
緊急の場合は獣医さんでも相談に乗ってくれるはずです(獣医さんの指示が完璧かどうかは別として、素人判断で何かするよりは遥かにいいでしょう)。

そして、拘束する、餌を与え続けると言った行為で、無理に彼らを引き止めないでください(獣医の指示がある場合はこの限りではありませんが)。彼らの生きていく場所は人間の家のすぐ傍ではないことが多いのですから。
本の描写からは、雛のうちに捕まったこの雛も、結局大きくなっても人間に本当に気を許すことはなかったように思えます。

できたらこういう本を出版するときに、本当はどうすべきかを書いてほしいんですが、いつも飼っている人間の一方的な自己陶酔にも似た主観が全面に押し出されていて、どうなのかなぁ、と首をひねりたくなります。

餌の獲り方もわからずに山に放り出された若鳥は、餌さえもらえれば危険なところにも帰って来ちゃうと思うんだよね。別に人間が大好きなわけではなくて。
こうして山にも帰れず、人間にも慣れない可哀想なフクロウが1羽できあがり。

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コメント
無題
えーと。何件か問い合わせがあったので。
本のタイトルですが、「○くちゃんは○くろう」というタイトルです。買わないで欲しいですけど。買っても反面教師として読んでください。お願いします。

フクロウ(Uralowl)飼ってた身としては切ないです。

どうしてこの雛が人間になれていなかったか、ということですが。餌を見せても着地しない(餌だけ掠め取っていく)ことや、人間が近づくと遠ざかることでよくわかります。

・・・フクロウが嫌がってることを沢山してるけど、あんまり筆者の方は気付いてないみたいですね。
【2006/08/08 02:25】 NAME[モリフクロウ] WEBLINK[URL] EDIT[]


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